
伝統文化に息づいた厳粛なお葬儀のご案内です。各宗旨宗派によるお葬儀の進め方をご紹介いたします。
家意識の希薄化とともに寺院離れがすすみ、その背景から新しく、「お別れ会」「偲ぶ会」といった特定の宗教・宗派によらない葬儀の形です。 「説教」にかわって本人の好きだった「音楽」を流したり、「お焼香」にかわって「献花」や「黙祷」を捧げて参列者が故人に別れを告げるなど、 個性ある葬儀形態で施行されるケースもあります。

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平成13年度版 東京都生活文化局「葬儀に関わる費用」に関する調査で、執り行った葬儀の形式 「葬儀は何式で執り行いましたか。」
という問いに対して葬儀の形式は85%が仏式であり、神式・キリスト教式・無宗教がそれぞれ3%から4%となった。
俳優の渥美清さんが、1996年8月に亡くなられたのは記憶に新しいことです。私たちがその訃報を聞かされたのは、死後3日後のことでした。
渥美さんが生前家族に「死んだ顔は見せるな。家族で看取り、骨にしてから世間にお知らせしろ」と言っていたことは有名な話です。 その渥美さんの意思を家族が尊重したということも言えます。 また、「サザエさん」の作者である長谷川町子さんや女優でエッセイストの沢村貞子さんらのように、本人の生前の希望により、 人々が参列する形の一般的な葬儀や告別式を行わない「秘かな葬送」いわゆる「ジミ葬」が増えています。 それは、ただ「秘か」で「シンプル」という意味のものではなく、言うなれば「自分らしい葬送」を求める人が多くなったということではないでしょうか。
この新しい葬送の傾向は、最近関心が高まってきております。次に挙げる内容もそういった「自分らしい葬送」の具体的な例です。
戦後の直系家族では一つ屋根の下、親と子が暮らしているため、日常会話の中で十分に意思を伝えることができました。 しかし現代では、子供が我が家を出て何十年にもなり、年に1回帰るか帰らないかでは、親の晩年の思いや暮らしなど、知るよしもありません。 親が晩年に誰と付き合っていたのがわからなければ、死亡時に知らせるべき人の見当もつかないでしょう。 このことから、親子が同居しない核家族が増えると、意思を書き留めておかなければ伝わらなくなったという現状があります。
「遺された者のいいように」といっても、遺族は、悲しみの中で葬儀の段取りを次から次へと決めていかなければなりません。 葬儀に不慣れの遺族は結局「普通は皆さん、どれにしますか」と世間体を優先した「並」にきめてしまうことが多くなります。
「好きなようにして」と遺族に任せるよりも「これがいい」と言い残した方が、「遺された者のため」であり、「思いやり」があるとも言えるそうです。
故人の遺志にしたがって葬儀を行った遺族たちは、本人の希望通りにしてあげられたことで、充足感を得ることができます。 また、一人の人間の生き方の延長線上にある死や死後に、「自分らしく生き、自分らしく死ぬ」という自己決定があってもいいように思います。