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生前予約葬儀

葬儀の「事前相談」から葬儀の「生前予約」に

生前予約葬儀とはご自身が健康なうちに、ご自分の希望の葬儀スタイルや規模、費用を事前に相談し、葬儀の依頼をしておくことです。

ここ10年ほどの間に、マスコミ情報やインターネットの急速な普及により、葬儀に関する情報があふれ、葬儀を取り巻く環境はますます多様化してきております。
これまでは、万一の時どうしたらよいのか、どこに依頼したらよいのか、ということを事前に相談し、単に葬儀の情報を得て万一に備えて心の準備をするといった程度でした。またこうした相談は縁起でもないとされており、家族の誰にも知られずに内緒で行っているというケースが大半でした。 それが今では葬儀社を事前に選び「生前に予約」をする傾向が高まってきております。

(財)日本消費者協会が2010年に実施した葬儀についてのアンケート調査(複数回答)の「生前予約についての考え」において興味深い結果が出ております。

(葬儀のことは)家族などが後のことはやってくれると思うので、前もって予約などは必要ない(44.1%)
(葬儀の)費用の点は相談してみたいと思う(40.8%)
(葬儀の)費用も葬儀の仕方も相談したいと思っている(40.2%)
となっており、生前予約を必要とする人と、必要としない人が均衡しております。

更に「生前に葬儀の検討をしている」人の中では、
「家族のことは考えたくはないが、自分の葬儀については考えたいと思っている」
「いずれ年齢を重ねたら残される家族のために決めておきたい」
といった、自らの葬儀についてはしっかりと向き合いたいという具体的な意見も出ております。
その一方で具体的に決めるというよりは、
「家族に要点は伝え、あとは任せる」
「遺言ノートに記入しておきたいと思っている」人もいるようです。

生前予約葬儀が必要とされる理由

アンケート調査から読み取れるのは葬儀について事前に考える、生前予約をする人の中にも様々な思いがあるということです。

  • 家族に負担をかけたくないので、自分の葬儀は自身で決めておきたい
  • 家族の意向をしっかり聞いておきたい
  • 自分の意向は家族に伝えてあるので、あとは任せる
  • 費用も葬儀の仕方も、全てにおいてしっかりと決めておきたい
  • 全て決めた生前予約といっても、その通りにやってくれるかどうかが不安

また一方で、こうした様々なお考えに応えるため、関係する機関、葬儀社、互助会においても「生前予約」の位置づけ、対応方法が様々であるということも忘れてはなりません。

  • 事前の相談だけを受ける
  • 葬儀の事前相談を受け、希望のプラン・費用を登録する
  • 葬儀の事前相談に基づいた、希望のプラン・費用を作成し、生前予約の申込みをする
  • 葬儀の事前相談に基づいた、希望のプラン・費用を作成し、生前予約の契約をし、葬儀費用を事前に預かる(預り金方式・信託方式)
  • 遺言・公正証書作成により、(葬儀の)契約内容の履行を確実にする
  • 葬儀費用を積み立ててもらう
  • 「生前予約」とは異なるが、自分自身の気持ちを整理するため、また家族や周りの人たちが万一の際に困らないように、「エンディングノート」を渡し作成する

家族に自分の葬儀で負担はかけたくない

自分自身の希望する葬儀にこだわりのある方、遺される家族に負担、迷惑をかけたくない方は、様々な心配を抱えつつも、できるだけ確実な「生前予約葬儀」を求めています。

  • 自分自身の希望する生前予約(葬儀)ができるか
  • 生前予約の契約をしてもそれが確実に履行されるのか
  • その契約に伴いお金を預けた後、その葬儀社が倒産したら預けたお金はどうなるのか
  • 金融機関において預金凍結された場合、一時的に相続人が立替払いを余儀なくされることを回避できないか
  • 信頼できる成年後見人を見つけるには

今後ますます需要が高まっていくことが見込まれる「生前予約葬儀」。
自分自身の意思が反映され、遺される家族が安心できる葬儀を行うには、しっかりとした情報収集を行い、「生前予約葬儀」の制度を納得できるまで確認し、自分に合った「生前予約葬儀」を選ぶことが大切なのではないでしょうか。

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